
―「来ればいい」わけではない理由―
お店にとって、お客様が来てくださることは本当にありがたいことです。
それが一度きりではなく、何度も足を運んでくださるなら、なおさら嬉しい。
でも今日は、少しだけ視点を変えたお話を。
「たくさん来れば来るほど良いのか?」
実は、必ずしもそうとは限らない、という話です。
■ “ちょうどいい距離”がある
どんなに居心地のいい場所でも、毎日のように通っていると
不思議と“特別感”は薄れていきます。
そして周りからも
「あの人、いつもいるよね」
そんな印象がつきやすくなります。
それが悪いわけではありません。
むしろ、居場所として選んでくれている証拠です。
ただ――
“非日常”を楽しむ場所は、
少しだけ間をあけることで、また輝きます。
■ 「たまに」が、ちょうどいい理由
久しぶりに来ると、空気が新鮮に感じる。
スタッフの笑顔がやけに温かく見える。
いつもの席が、少し特別に思える。
これは「距離」があるからこそ生まれる感覚です。
来店頻度が高すぎると、
どうしても“日常化”してしまう。
すると、
・ワクワクが薄れる
・周囲とのバランスが変わる
・自分の中の高揚感が下がる
ということも起きやすくなります。
■ “会いに行く”くらいがちょうどいい
好きな人に毎日会うより、
少し間をあけて会う方がドキドキすることってありませんか?
お店との関係も、どこか似ています。
「会いに行く」くらいの感覚。
「今日は行こうかな」と気分で選ぶくらいの余白。
そのくらいが、一番心地いい。
■ 来店頻度は“価値の感じ方”を左右する
ビジネス的な視点で見ても、
頻度と満足度は比例するとは限りません。
大切なのは
「回数」ではなく「印象」。
何回来たかよりも、
帰るときにどんな気持ちだったか。
“また来たい”が自然に湧く状態を保つために、
自分の中で少しだけコントロールする。
それも、大人の楽しみ方です。
■ 余白がある人ほど、楽しみ上手
いつも居る人より、
“たまに現れる人”の方が印象に残ることがあります。
余白がある。
生活にバランスがある。
お店に依存していない。
その雰囲気が、かえって魅力になります。
逆にしょっちゅう居る人ほど、周りからの視線が雑になりがちです。
頻度と距離感のバランスで自分に付加価値を。
■ まとめ
来れば来るほど良い、という単純な話ではありません。
・行きたい時に行く
・帰りたい時に帰る
・少し間をあける
そのリズムがあるからこそ、
夜は特別でいられる。
頻度ではなく、質。
回数ではなく、余韻。
それが、長く生き延びるコツなのかもしれません。
