
はじめに:なぜ「聞く力」が大事なのか?
ハプニングバー(以下、ハプバー)では「何を話すか」以上に「どう聞くか」が大切です。
見知らぬ者同士が短時間で信頼関係を築く空間だからこそ、第一印象を左右する“質問の質”は非常に重要。
特に【初対面×非日常×夜】という特殊なシチュエーションでは、ほんの一言が場の空気を一変させることも。
今回のコラムでは、実際の店舗でよくある会話例をもとに「好かれる質問」「嫌われる質問」の違いと、その回避法をお届けします。
❌ NG質問あるある7選
①「お仕事、何してるの?」
なぜダメ?
仕事=現実世界の話題は、せっかくの非日常空間のムードを壊してしまうリスクあり。
また、話したくない人にとってはプレッシャーや警戒心につながります。
🟢代替案:「普段どんなことにワクワクする?」
→肩書きや職業ではなく、その人の“興味・好奇心”に光を当てましょう。
②「地元どこ?」
なぜダメ?
個人情報に繋がりやすい話題。軽いノリでも、警戒心を持たれる可能性あり。
「なんでそんなこと聞くの?」と距離を取られることも。
🟢代替案:「このお店、初めて来ました?」
→答えやすく、会話の自然な導入になります。
③「この空間、どう感じる?」
なぜダメ?
抽象的すぎて答えづらい。「何を求められてるの?」と相手が困惑することも。
🟢代替案:「今日はどんな気分で来たんですか?」
→感情を軽く言葉にできる、オープンクエスチョンとして最適。
④「今日は何しに来たの?」
なぜダメ?
目的を尋ねるのは、無言のジャッジにつながる危険性あり。
相手は「試されてるのかな」と身構えてしまうことも。
🟢代替案:「どんな夜にしたい気分ですか?」
→軽やかに相手の希望を引き出すことで、共感しやすくなります。
⑤「彼氏(彼女)いるの?」
なぜダメ?
恋愛ステータスを聞くのは下心を感じさせる場合も。特に序盤は避けたい話題。
🟢代替案:「最近ドキドキしたことってありますか?」
→恋愛だけでなく、趣味・体験など多様な方向に話を広げられます。
⑥「いま何歳?」
なぜダメ?
年齢を聞くことは相手にとってナーバスな話題になりやすく、無意識に壁を作る可能性も。
🟢代替案:「最近ハマってることありますか?」
→世代を超えて盛り上がれる話題に自然と導けます。
⑦「前にも来たことある?」
なぜダメ?
店舗の利用頻度を尋ねることで、常連/一見の格差を生む危険性あり。
相手のスタンス次第で、居心地の悪さに繋がることも。
🟢代替案:「ここ、どんな雰囲気が好きですか?」
→空間そのものへの共感が生まれやすく、話しやすさを提供できます。
🌟会話上手が実践している「聞き方」の極意
- 共感ワードを返す:「それわかる!」や「面白そう!」で会話を膨らませる
- 自分も開示する:「自分は〇〇だけど、どう?」と双方向トークにする
- 目を見てうなずく:話す側の安心感が増し、信頼が深まる
- 話題が広がったら深掘り質問:「それってどういうこと?」などの掘り下げ
💡まとめ:質問は“プレゼント”。雑談こそ会話力の差が出る!
質問とは、相手に興味を持ち、尊重している証。
そして“いい質問”は、心地よい空間を共に作り出す大切なツールです。
ハプバーという自由で刺激的な場でも、対話のマナーを守ることが信頼や好印象に繋がります。
一夜の会話から、忘れられない思い出になることもある──
だからこそ、「相手が話したくなる質問力」をぜひ磨いてみてください。